初心者が初めてホームページを作成する時に重要な1つのポイント

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ホームページ自作で重要なポイント

初心者がホームページを初めて作成する時に重要なことがあります。結論を先に言いますと、それはホームページ作成ソフトの選定です。ここでは主に店舗ホームページについて解説していきます。

ここではCMSなどホームページを作るためのシステムやサービスをまとめて、ホームページ作成ソフトと表記します。

目次

ホームページ作成ソフトの選定が重要な4つの理由

ホームページ作成ソフト選びに失敗すると以下のようなリスクが高まります。

  1. サービスの停止
  2. アップデートの停止や遅延
  3. 割高なプランを使い続ける
  4. 使いたい機能が使えない、拡張性が低い

1.サービスの停止

一番恐れなければいけないのはサービスの停止です。停止されるとそれまで作っていたホームページが綺麗さっぱり無くなってしまう可能性があります。その時にはホームページが消滅しないように移行作業が必要ですが、移転先のホームページ作成ソフトでさまざまな作業や調整が必要になります。ドメイン(URL)の移行ができない場合もあります。

ホームページ作成ソフトは、大企業が運営しているものから個人運営のものまで無数にあります。これまでもサービスの停止は何度もありました。無名のものだけでなく、当時は日本最大級だったホームページ作成ソフトのYahoo!ジオシティーズは2009年にサービスが停止されました。

サービスの停止の可能性が高いホームページ作成ソフトは避ける必要があります。

2.アップデートの停止や遅延

サービス自体は続いていても、アップデートがされなくなるケースもあります。アップデートがされないとバグがあっても解消されなかったり、セキュリティーの問題も解消されなくなります。また、その時々の世間での流行りの機能やデザインが対応されなかったりします。

実際に様々なホームページ作成ソフトを調べてみますと、未だにスマホ対応でないものや、10年以上前に流行った古臭いデザインのものもあったりします。ホームページをSSL化(暗号化通信)するのが常識となりましたが、それに対応されていなかったり、スマホ表示が見づらものもあります。

デザインも一昔前はギラギラして立体的なものが流行っていましたが、今は落ち着いたフラットな感じが人気です。そのような時代に取り残されたホームページ作成ソフトは未だに数多くあります。

3.割高なプランを使い続ける

「初心者でも簡単にホームページが作れます!」というサービスでは、月額数千円のものが多くあります。それくらいの価格なら良いかと気軽に契約をすると、その価格をずっと払い続けなければいけません。

ホームページ作成ソフトを途中で変える(引越し)作業はかなりの時間と手間を要します。ですので不満があってもズルズルと使い続けていく事になってしまいがちです。

4.使いたい機能が使えない、拡張性が低い

ホームページ作成ソフトの機能は、運営会社の技術力で決まってしまいます。例えば問合せフォームでも高機能なものもあれば低機能なものもあります。技術力が低い企業が運営しているものだと低機能なものしか使えない可能性があります。

例えば、高機能なショッピングカート設置や店内の360°写真の埋め込みやチャット機能などは、お店によっては必要な機能です。今後はVRやARなどもホームページと連携していくかもしれません。運営元の技術力が低いと使いたい機能が使えない可能性があります。

時代の変化にも対応できるホームページ作成ソフトを使うべきです。

完全無料でホームページは作れるか

初めてホームページを作る人の中には「完全に無料で作れるか?」と考える人も多いです。

「自分にできるだろうか?」
「完成させられるだろうか?」
「もしも失敗したらどうしよう。」

ちゃんと作れるか自信が無いから、お金が掛かるのはイヤだな‥

このような不安から、始めからお金を掛ける事に抵抗があるという気持ちはわかります。もしも完成させられなかったらお金が無駄になってしまいますので、そう考える人も多いようです。

実は完全無料でホームページを作ることは可能です。有名なホームページ作成ソフトでは、Jindo(ジンドゥー)やWix(ウィックス)などで無料プランを使用すれば可能です。

しかし先に言っておきますが、店舗ホームページを完全無料で作ることは諦めてください。その理由を解説していきます。

店舗ホームページで無料のソフトがダメな3つの理由

  1. 広告が入る
  2. 独自ドメインではない
  3. 機能が制限される

1.広告が入る

無料プランを使用するとホームページ内に強制的に広告が挿入されます。お店のホームページに広告が入るのは見栄えも悪いですしイメージ低下に繋がるかもしれません。ライバル店の広告が載ってしまう可能性もあり、ユーザーを他社に逃がしてしまうケースも有りえます。

2.独自ドメインではない

例えばWixの無料プランですと以下のようなURLになります。

https://******.wixsite.com/****/

JindoだとこのようなURLです。

https://*******.jimdofree.com/

無料のサービスを使用しているのが丸分かりです。これではお店に対しての信用が下がる可能性があります。お客様は流行っているお店を利用したいと思うものです。それなのに年間千円程度の独自ドメインすら持てないお店に行きたいと思うでしょうか?無料のドメインはお店のホームページでは使うべきではありません。

3.機能が制限される

大抵のホームページ作成ソフトでは、無料プランはかなりの機能制限がされています。制限された機能を使いたい場合は有料プランに変更しなければいけません。

しかし有料プランにしたからといって何でも自由にできる訳ではありません。運営側が準備した機能しか使用できないからです。

趣味やクラブ活動のホームページなら広告が付いたり独自ドメインでなくて良いでしょうが、お店や会社のホームページでは少々の料金が掛かってでも、広告なしで独自ドメインで運用すべきです。

どんなホームページ作成ソフトを選ぶべきか

  1. 利用者が多い
  2. 拡張性が高い
  3. オープンソース

1.利用者が多い

利用者が多い事によるメリットは以下のようなものがあります。

  • ソフトの永続性が高い
  • 使い方や活用方法などの情報が多い
  • 管理を外注しやすい

利用者が多いことでソフトの開発が停止したりアップデートが止まるリスクが下がります。またネット上や書籍等で情報が多いので、困ったときなどに調べたり学んだりしやすいです。自身で管理をするのが難しい場合には外注をすることもできます。

2.拡張性が高い

お店や会社によって、ホームページに付けるべき機能は違います。ですので欲しい機能を取り入れることができるソフトを選ぶ必要があります。また時代によっても必要な機能が変わってきます。例えば今後はVRやARの機能が流行るかもしれません。そうなればそれらに対応できる機能が追加できないといけません。

拡張機能で、様々な機能が追加できるホームページ作成ソフトが望ましいです。

3.オープンソースである

オープンソースとはオープン(公開された)ソース(プログラム)の事です。これは誰でもが、自由に利用でき、ソースを分析したり、変更したり改善したりすることができます。この事によって、世界中のエンジニアがバグを修正したり新しい機能を追加したり操作方法の改善をしてくれたりします。

オープンソースの対義語はクローズドソースですが、これはソースが見れないようになっていますので、そのソフトの開発者しか見ることができません。バグや改善点がどこにあるのかも外部の人には分かりません。

オープンソースは世界中の人の協力で開発がされていくイメージです。オープンソースだと、世界中のエンジニアが様々な拡張機能を作ることもできます。

結論:未来を見据えてWordPressを使用すべき

あなたの店舗が今後1〜2年しか続けないというのであれば、どのホームページ作成ソフトを使用しても良いと思います。しかし今後10年20年と続けていくのであれば、将来性のあるものを使うべきです。

先ほど解説してきた条件をクリアしているのがWordPress(ワードプレス)です。

WordPressの場合

  1. 利用者が多い→日本国内だけでも500万人以上
  2. 拡張性が高い→公式プライグインが5,000個以上
  3. オープンソース→完全なオープンソース

利用者と開発者の多さが魅力のWordPress

世界のWebサイトの40%はWordPressが使われていると言われています。それだけ多くの人や企業に使われているWordPressの開発が止まるとは考えにくいですし、これからもどんどん進化していく事でしょう。

企業が開発したホームページ作成ソフトは、その企業の内部の人達が開発しています。その人数は数名〜数十名程度でしょう。しかしWordPressは世界中のエンジニアの人たちが関わっていますので比べ物にならないほどの人数となります。

下記の参照にあるように、例えばバージョン5.8の開発では530人の人が関わって開発されています。

2021年のリリース: 5.7 5.8

バージョン 5.8 (Tatum)(530人のコントリビューターによる貢献) ブロック機能が、ブロックウィジェットエディターとカスタマイザーの両方に登場しました。クエリループブロックは、指定したパラメータに基づいて投稿を表示することが可能です。また、おなじみのブロックエディターを使って、コンテンツを格納するテンプレートを編集することもできます。なお、このリリースでは Internet Explorer 11 のサポートが終了していますので、ご注意ください。WordPress 5.8 では、WebP 画像のサポートも追加されています。

WordPressの歴史より引用

WordPressプラグインで機能拡張

プラグイン(拡張機能)を追加することで、様々な機能をホームページに追加できます。プラグインも世界中のエンジニアの人達が開発していますので無数にあります。

例えば店内360°ビュワーを埋め込みたい時にはそのプラグインを導入すれば実現できます。問合せフォームや予約システムも同様です。会員限定サイトやECサイトだって作れます。ホームページに欲しい機能は大抵はプラグインで導入できます。

料金比較

WordPress、Jindo、Wixの年額料金の比較をしてみます。WordPressはこのサイトで推奨しているエックスサーバーを使用した料金です。JindoとWixはビジネス用のプランです。

WordPressJindoWix
年額約14,000円19,080円18,000円
料金は執筆時のもの

WordPressの方が料金も安いことが分かりますね。

初心者にはWordPressは難しい?

そんなWordPressは初心者には若干ハードルが高いのも事実です。初心者だと高機能すぎて戸惑ってしまうのです。だからと言ってこの素晴らしいホームページ作成ソフトを使わないという手はありません。

WordPressでは出来ることが多すぎる故に、初心者には何をどうすれば良いのか分からないのです。知らない大都会のど真ん中に放り出されて、「さあ観光を楽しんでください!」と言われているようなものです。どこに行って何をすれば良いのか分からない状態に似ています。

そんな初心者の方のために、誰でもWordPressでホームページが作れるように解説サイトを公開しています。このサイトでは画像や動画解説もふんだんに使って分かりやすく設計しています。

最速WordPress - 初心者がお店ホー...

ホームページを完成させるたった一つのコツは、「まずは大雑把でも良いから全体を作ること。細部にこだわるのは後からやる。」ということです。初めから細部にこだわろうとするから躓いてしまって完成できないのです。

このサイトの解説通りに順番にやっていけば、初心者でもWordPressでホームページが完成させられます。ぜひチャレンジしてください。

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