LINE公式アカウントでは、様々な条件のクーポンを発行することができます。顧客がクーポンを発行した場合、自動的に友達登録されることになります。この仕組みを活用して友達登録者を増やす方法を解説します。
「店舗でLINE公式アカウントを運用しているけど、なかなか友達登録者が増えない‥」とお悩みの経営者は必見の内容です。
簡単に解説すると下記のような流れになります。
今日から使えるクーポンだと取得率が上がります。
クーポンを取得されると自動で友達登録がされます。
友達登録者全員に情報を一斉配信できますので、定期的な配信をしてリピーターに繋げます。
当日に利用可能なクーポンの効果
今日から利用できるクーポンは「使わないと損だ」という心理が働き、取得されやすくなります。
人間の心理は、「得をしたい気持ち」よりも「損をしたくない気持ち」の方が強いと言われています。ですので損をしないためにもクーポンを使おうと思うのです。
店舗側の気持ちとしては、次回に利用できるクーポンを発行して、お客様に再来店してもらいたいという欲求が出てしまいがちです。しかしここでの目的はあくまでもLINEの登録者を増やすことですので「今日から利用できる」クーポンを発行すべきです。
クーポン発行でLINE友達登録が同時完了
顧客がクーポンを発行すると同時にあなたの店舗LINEの友達登録が完了します。これを利用して、登録者数をわずかなコストで増やしていくことができます。
上手くクーポンの設定をすれば、広告を使って友達登録を増やすより断然低コストで増やすことができます。
クーポン配布の設定の流れ
クーポンを発行するための設定の大まかな手順は、
- クーポンを作成する
- 挨拶メッセージを作成(クーポン添付)
- クーポン発行用のQRコード入りノベルティ作成
となります。どのステップも難しくはありませんのでぜひ挑戦してください。
1.クーポンを作成する
まずは魅力的なクーポン画像を用意しましょう。魅力的な画像を素人でも簡単に作るには、Canvaというサービスがお勧めです。無料版でもかなり使えますので本当にお勧めです。
「LINE公式アカウント クーポン」で検索をすれば、無料版でも多くのテンプレートが見つかります。
気に入った画像が見つかれば、あとは文字を書き換えれば画像の作成が完了するのが、Canvaの魅力です。
LINE公式アカウントの管理画面にアクセスし、ログインします。
「クーポン」の項目から「作成」を選択し、各項目を設定していきます。
基本設定
- クーポン名
-
クーポンの内容が分かる簡潔な名称を付けましょう。
- 有効期間
-
有効期間は少し悩む部分です。とりあえず年末まで(12/31)にしておいて、年末に近づいたら翌年の末までにすると良いかと思います。
もしも頻繁な更新を忘れずに確実にできるという方は、1ヶ月先など短めの設定が良いと思います。
- 写真
-
Step.1で準備した写真をアップロードします。
- 利用ガイド
-
クーポンの利用条件を書きます。
詳細設定
- 抽選
-
使用しない
- LINEサービスへの掲載
-
掲載しない
- 使用可能回数
-
1回のみ
- クーポンコード
-
表示しない
- クーポンタイプ
-
よく考えてあなたの店舗に合ったものを選んでください。割引、無料、プレゼント、キャッシュバック、その他から選べます。
2.挨拶メッセージを作成(クーポン添付)
挨拶メッセージとは、顧客が友達登録をした際に、自動で送信されるメッセージです。最大で5つまでの吹き出しが設定できます。多すぎても分かりづらくなりますので、テキストメッセージ2つ+クーポンの3つの吹き出しが良いかと思います。
- 1つ目の吹き出し
-
友達登録のお礼と、今後のLINE配信のお知らせなど。
- 2つ目の吹き出し
-
今日から使えるクーポンの説明
- 3つ目の吹き出し
-
クーポン配布
挨拶メッセージの作り方のコツは、LINE社の公式ページで解説がありますので、参考にしてみてください。
3.クーポン発行用のQRコード入りノベルティ作成
来店した顧客にクーポンを配布するには、顧客にQRコードを読み込んでもらいます。そのためには、QRコード入りのノベルティを作成する必要があります。
ノベルティの内容
ノベルティには以下の内容を含ませてください。
- QRコード(必須)
- クーポンの紹介文(必須)
- LINE ID
- 屋号
- 簡単な紹介文
ノベルティはシンプルなデザインが好ましいです。「クーポンをGETして、今日のお会計から500円引き!」といったキャッチフレーズで、顧客にQRコードの読み取りを促しましょう。魅力的なキャッチフレーズは、顧客の登録意欲を高めることができます。
ノベルティの種類
ノベルティには以下のようなものがあります。
- ポスター
- 三角POP
- カード
- ステッカー
- ラミネートパネル
どの形式のノベルティにすべきかは、お店の業種や顧客との接点によって異なります。店舗に合った形式で作成しましょう。
これもCanvaでデザインするのも良いかもしれません。「QRコード」等で検索をすれば、たくさんのおしゃれなテンプレートが見つかります。
ノベルティを上手く作れない方
自分で作る自信がないという方は、LINE社の公式サイトから入手することもできます。LINE公式アカウント管理サイト内の「友達を増やす→友達追加ガイド」の中のページにあります。
その場合はクーポンの説明を書くことができる、自由記入欄があるデザインを選んでください。
- ポスター(無料DL)
-
- 三角POP(購入)
-
店舗の特性に合わせたQRコードの提示
不特定多数の来店がある店舗:ポスターや三角ポップなど
飲食店や雑貨店など、多くの人が訪れる店舗では、QRコードを目立つ場所に掲示することが効果的です。テーブルやレジ周りなど、顧客の目に触れやすい場所にノベルティを配置しましょう。
会計の際に「このクーポンを取ってもらえれば、今日のお会計から割引になりますよ。」と
顧客と対面で接する業種:カード、ラミネートパネルなど
エステサロンや治療院など、顧客と直接対話する機会が多い業種では、スタッフが顧客に直接提示できるノベルティが効果的です。 クーポンのメリットを直接説明することで、顧客の登録意欲を高めることができます。
顧客と深く会話ができて信頼関係を築くことができますので、クーポンを勧めやすいと言えます。
まとめ
LINE公式アカウントは、定期的なメッセージ配信を通じてリピーターの増加を促す助けとなるツールです。しかし、友達登録者が少ないと、その効果はあまり期待できません。
友達登録者数の増加に悩む店舗オーナーには、今日から利用可能なクーポンの発行が効果的な手法となります。クーポン発行には最初に少しのコストがかかるかもしれませんが、友達登録者の増加とともにリピーターも増え、長期的な関係を築くことができます。
広告に頼らずにこの方法で友達登録者を増やし、今後のメッセージ配信を通じてさらなるビジネスの機会を創出することができます。この記事で解説した方法を実践し、ぜひ店舗の成長につなげてください。